一脚購入を間違わないための目的別おすすめ一脚

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どうやって一脚を選べばいいのか?

お店に行けば多数の製品があります。
カーボン一脚から自撮り棒まで幅広い価格帯であります。

一脚の場合は、目的別で商品を検討したあとに、携帯重視か撮影重視かで選んでみましょう


【目的別】

1.スポーツ・サーキット・動物・航空撮影

サーキット撮影

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ピットインで撮影したもので、これがメインではないがサーキット撮影で使用する望遠レンズをそのまま使用し撮影しました。
撮影データは300mm f2.8 1/200秒です。

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サーキットでの撮影は、流し撮り撮影がメインとなります。
一脚を使用して、1/8程で流し撮りします。

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このような撮影の場合は、望遠レンズ(例:5D Mark?+SIGMA120-300mm)などでの撮影となり、長時間(一日)の撮影となることから、しっかりした一脚で撮影することが重要になります。
撮影中に上下の動きがないため、一脚に直接カメラを取り付けて(実際には望遠レンズの三脚座)撮影するのが一般的です。


スポーツ撮影

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サッカー、ラグビー、野球などの撮影も、長時間の撮影となりますので、しっかりした一脚が求められます。


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スポーツ写真の場合は、サッカーであればヘディング等の上下の動き、ラグビーであればラインアウトのように上下の動きがあるため、一脚用雲台を使用すると撮影がしやすくなります。


航空撮影

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空港での撮影、航空ショーの撮影には、上下前後と早い動きが求められることから、一脚に一脚用雲台を取り付けての撮影がベストです。



動物撮影

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動物園などでの撮影では、一脚が使いやすく限られたスペースに対応できて邪魔にならない。
一脚の使用により鳥などをファインダーを覗きながら追っかけることができます。

また構図を決めて被写体待ち等に一脚がフォールド代わりになると助かります。
この場合も、一脚用雲台を取り付けての撮影がしやすいです。


どんな一脚が使用しやすいか?

A.仕事での撮影、本格的な撮影時

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ハスキーの航空機用軽金属を使用した軽くて使い易いプロ用一脚はオススメです。
耐荷重は5kg、カメラ取り付け部円形プレートは直径4.8cmです。

オリンピックや重要なイベントの撮影時に一脚の不具合が起きたら取り返しのつかないことになります。
ハスキーの一脚は、製品化されてから時間も長く、航空機用軽金属を使用しており、どんな状況でも不具合なく使える製品です。

デメリットは少し重いです。

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スリック プロポッドスポーツは無骨な一脚で、もう20年位前に発売されたアルミ一脚ではないでしょうか。
口コミ評価もよいこともあり、長く販売され続けている製品です。
160cmまでの高さにセットできる最大パイプ径32mmのアルミ一脚。
アルミ一脚といってもかなり脚パイプの肉厚がありどっしりしたタイプで重量もあり848gとなっています。

重大イベントでの一脚使用は、堅牢で間違えのないものがいい。


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ベルボンの大口径超望遠レンズもしっかり支える36mm径パイプを使用した大型カーボン一脚です。
カーボンは軽量であり操作感もいい。
ただ素材自体が繊維質なのがデメリットです。

大型の蹄型石突は安定した設置が可能で、激しい動きへの追従にもしっかり対応できます。

→HUSKY ハスキー4段一脚 #1104はこちら
→Geo Pod V84はこちら
→SLIK 一脚 ザ プロポッドスポーツはこちら


B.携帯性を重視した本格派一脚

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脚は32mm径で、上記のものより一回り小さいタイプになります。
ベルボン初の六段式でコンパクトに持ち運べるタイプになります。

こちらも蹄型石突付きとなっていて長時間の撮影でも安定した設置が可能で、激しい動きへの追従にもしっかり対応できます。

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Geo Pod V75は、32mm径から始まる5段一脚。
蹄型石突付きとなっているのが嬉しい。
少し携帯性は落ちるが、堅牢性を求めるとこちらの方がいいですね。

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SIRUI(シルイ) カーボン一脚 P-326は、パイプ段数6段、最大パイプ径32mm、重量440グラムの軽量、コンパクト収納タイプのモデルです。
価格は安いのですが、カーボンの質、厚みなどの見えないところに不安が若干ありますが売れています。

→Geo Pod E76Sはこちら
→Geo Pod V75 5段はこちら

→SIRUI 一脚 カーボン P-326はこちら


C.リュックに入る程の携帯性を重視した収納型一脚

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高伸縮比・抜群の操作性を誇る、ベルボンオリジナル技術の「ダイレクトコンタクトパイプ」をフルに使った究極の携帯用8段一脚です。一般的には4段、最大でも6段という一脚の常識を覆した8段一脚です

もちろん最終脚は細くなりますが、魅力なのは縮長時は小型バッグにも簡単に入るわずか26cmで、全高時は伸縮比6倍を達成し、アイレベルまでしっかり届きます。
リュックに入る大きさで、ビジネスバックにも入る大きさを突き詰めた製品ではないでしょうか。

→ウルトラスティック スーパー8 8段はこちら


D.一脚用雲台

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ここまでしっかりしたものもあります。(KIRK アメリカメーカー)

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SIRUI シルイ プロ2ウエイ雲台 Lリーズ L-10です。
ストッパーを緩めると、カメラを自由な方向に向けることができるプロ用2ウエイ雲台です。
70-200mm f2.8、120-300mmなど長玉レンズ対応です。

優れた加工技術により精度の高いスムーズな操作感になっています。
しっかりしたホールド感があります。

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マンフロットの3,000円台の一脚用雲台です。
アルミニウム材であるが、少し柔らかい材料でL-10に比べる固定感は落ちます。


→SIRUIプロ2ウエイ雲台L-10はこちら
→Manfrotto 2WAY一脚雲台 234RCはこちら



2.運動会・イベント・学芸会・授業参観などの撮影用自立型一脚

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運動会、イベントでの撮影では限られたスペースしかなくなかなか三脚を立てられないということがあります。また、運動会で三脚には固定ビデオカメラをセットしといて、場面場面の撮影は手持ちのカメラ、ビデオで撮影すると言う場合には一脚や自立型一脚が使用しやすいです。

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自立型一脚は最近発売するメーカーが増えてきており、運動会、イベントで使用する人が増えてきています。
運動会などの長時間撮影するような場合、ビデオを同じところで持っているのは5分で腕がきつくなります。
一脚や自立型一脚を使用し固定することで長時間の撮影にも耐えられます。

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自立型一脚は、軽いものであれば倒れずに固定しとくことができます。
撮影等ではストロボを取り付けて撮影する場合もありますが、ビデオカメラ、デジカメ、スマートフォンなども取り付けることができます。

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自立型一脚のミニ三脚箇所が重要です。
しっかりしているものであれば安定感があります。
ここは価格により剛性が変わってくる箇所です。

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自立型一脚は分解することができ、一脚とミニ三脚とすることもできます。

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Pole Pod EXは、軽量で携帯性の高い一脚とミニ三脚がセットとなった「スタンド型一脚」です。
マイクスタンドのように立てられます。

最大180cm以上の高さになるので、イベント等で後方から撮影することもできます。
使用用途に応じて一脚としてもミニ三脚としても使用可能です。ミニ三脚はプラスティック部品メインの三脚なのでPole Pod Videoのミニ三脚よりは固定力は落ちます。


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Pole Pod Videoは、省スペースで立てられるビデオ用スタンド型一脚です。
携帯性の高い一脚とミニ三脚がセットとなり、フリュード(オイルタイプの滑らかな)雲台「FHD-43M」を装備した動画撮影向け「スタンド型一脚」です。

マイクスタンドのように立てることができ、狭い場所や混雑した場所など、三脚が苦手とする状況で威力を発揮します。
雲台は定速でなめらかな動きが可能なので、動画撮影に最適の動画特化型モデルになります。

ミニ三脚部はアルミ部品メインの三脚でスタンド型一脚としては高い安定感を実現しています。
最大180cm以上の高さになるので、イベント等で後方から撮影する場合でもできます。



→スタンド型一脚 Pole Pod EXはこちら
→スタンド型一脚 Pole Pod VIDEO はこちら

3.汎用一脚:

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EXUP-53は、汎用品の一脚で雲台つきで品質がある程度しっかりしています。
2,700円程で購入することができ、ある程度の撮影ができます。
アマゾン、価格.com共に常に一脚No.1争いをしているほど、人気がありバランスの取れた製品です。

→EXUP-53 5段雲台付一脚はこちら


4.自分撮りなどの撮影用:

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Gopro(ゴープロ)の自撮り棒。
伸縮性と、抜群の操作性、そして発展性を誇るGoPro用モノポッド。発泡ゴムのグリップは握り心地がよく、寒冷地でも冷たくなりにくい特徴があります。

カメラ単体の手持ち撮影よりも安定するほか、ハイアングルやセルフィー(自分撮り)にも最適です。先端を軽くひねるだけで、全段を一気に固定・解除。驚くほどスピーディーなセッティングと長さ調整が可能。グリップエンドには三脚ねじ穴を装備。お手持ちの三脚等との組合せで、より幅の広い撮影が可能になります。

自撮り棒は、多数発売されていますが、真鋳の自撮り棒は劣化しやすく折れることがあります。アルミのパイプのものが長く使用できます。


→Gopod 6段伸縮グリップ AGOPOD-S606はこちら
→Velbon 自撮り棒 ULTRA STICK SELFIEはこちら


5.神社仏閣での撮影用

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神社仏閣の中には、三脚、一脚禁止というエリアがあります。

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そのような場合でもカメラをある程度固定することができる一脚アイテムがあります。

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ベルトポットは、神社仏閣専用に作られた製品ではないでしょうか。
京都等で一脚も使えないというような場合でも使えるように、しっかりした革の一脚フォルダーと3段と短い一脚のセットとなっています。地面に一脚を付けず共、一脚での撮影同様にある程度の固定対応することができます。
光量の足りない屋内や細かな移動の多いスナップ的撮影で活躍します。

→ Belt Pod 3段はこちら


6.トレッキング用一脚

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トレッキングのスティックとして使用し、一脚にもなるものがあります。

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モンベル(mont-bell)のトレッキングフォトポールです。
推進力やバランス感覚をサポートし、登山やトレッキングに最適なI型グリップタイプのポールです。
グリップのキャップを取り外し、カメラの三脚穴にセットすれば一脚としても使用可能です。

7001超々ジュラルミンを使用した上段シャフト部分にはウォールナット材を貼り合わせ、自然な風合いに仕上げのようです。

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Manfrotto 一脚兼ウォーキングスティックです。
超軽量アルミニウム製のチューブを採用したウォーキングスティックは2本でわずか400gです。

ウォーキングスティックの1本は、一体型カメラマウントに簡単にカメラを取り付けるだけで一脚としてお使いいただけます。保護キャップを外し、クイックホイールでカメラを安全に取り付けることができます。


→mont-bell トレッキングフォトポールはこちら
→Manfrotto 一脚兼ウォーキングスティックはこちら

7.ワイヤー式一脚

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ワイヤー式の一脚です。
ワイヤーを一脚代わりにするステディポッドになります。

ワイヤー先を足で踏んで、ワイヤーを伸ばしカメラをある程度固定するという製品です。
これであればディズニーランドなどでも使えそうですが、どうでしょうか。

→ワイヤー式カメラポッド SteadePodはこちら




まとめ

目的別に分け、自分の撮影スタイルに合ったものはなにか?
選択肢を狭めていけば購入するものが決まってくるのではないでしょうか。

本格派一脚:
→HUSKY ハスキー4段一脚 #1104はこちら
→Geo Pod V84はこちら
本格派携帯一脚:
→Geo Pod E76Sはこちら
→Geo Pod V75 5段はこちら
リュックに入る程の携帯性を重視した収納型一脚:
→ウルトラスティック スーパー8 8段はこちら
一脚用雲台:
→SIRUIプロ2ウエイ雲台L-10はこちら
→Manfrotto 2WAY一脚雲台 234RCはこちら

運動会・イベント・学芸会・授業参観などの撮影用自立型一脚:
→スタンド型一脚 Pole Pod EXはこちら
→スタンド型一脚 Pole Pod VIDEO はこちら

汎用一脚:
→EXUP-53 5段雲台付一脚はこちら
自分撮りなどの撮影用:
→Gopod 6段伸縮グリップ AGOPOD-S606はこちら
→Velbon 自撮り棒 ULTRA STICK SELFIEはこちら
神社仏閣などの一脚持ち込み禁止区域で使用できるベルトポッド:
→ Belt Pod 3段はこちら
トレッキング用一脚:
→mont-bell トレッキングフォトポールはこちら
→Manfrotto 一脚兼ウォーキングスティックはこちら

ワイヤー式一脚:
→ワイヤー式カメラポッド SteadePodはこちら

三脚のおすすめアイテムは、
記事:三脚購入を間違えないためのオススメ三脚を参考にして下さい。