失敗から学んだ本格派カメラリュック選び!

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秋になり、カメラバックを背負い撮影に行く機会が増えたのではないでしょうか。
そこで今年は、不満の多かったカメラバックを購入することにしました。

カメラバックはなかなかしっくりしたものが見つからず、中型バックの購入はこれで4回目になります。

最初は、ロープロのカメラバックを購入しましたが、サイズが合わず買い替えました。
次に購入したf64は、8年程使用しました。

なかなか良いカメラバックでしたが、チャック箇所がYKKではないようで引っかかることがあったり、チャック持ち手箇所のゴム、アルミ部品が外れ、チャックの開閉に時間がかかるようになったことと、長年使ったことから買い替えることにしました。


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次に購入したのが中国メーカーの大型カメラバックです。
安くて大型で色々なものが入るということで購入したが、購入して失敗しました。

何が困ったかというと、とにかく実用向きでないということ。
肩パット箇所が薄く、背中との緩衝箇所のパットが薄く、撮影時に肩凝りと重さに耐え難い苦痛を感じるものであったからだ。このバックで2、3日撮影に行くと次の日は肩、腰がかなり凝りました。

f64とほぼ同じ重量のものを担いでいるわけであり、これだけカメラバックが重要な役割をしているのかというのは、失敗して初めて気付くものである。

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そこで今回は慎重にカメラバック選びをした。

カメラバック選び:
?カメラ、レンズの容量は
→カメラ2台持ち?一台持ち?
?撮影スタイルは、
→2、3日の撮影か?半日撮影用か。パソコン持参か

今回選んだのは、パソコンを持ち運ばず、半日から一日の撮影時に使用するコンパクトで重量の軽いものをセレクトすることにした。

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そこで、購入したのが発売されたばかりのハクバ GW-PRO バックパック M G2

このバックは、シリーズで販売されており、今回発売されたのはその中で軽量タイプになっている。
上記のカメラバックと、中国メーカーの肩ショルダーパット、背中パット箇所を比較してみてください。
全く違うのがわかります。

このGW-PRO バックパック M G2のすごい点:

?肩パットが厚く幅広で肩への負担が少ない。
 日本人向けに設計されており、また日本では高齢の方が撮影するということが多いことからその点を非常に
考慮して作られています。現在持っている中国メーカーのものと比べると3倍ほどしっかりしています。価格だけに走る中国メーカーとの違いはこういうところにあります。

?背中パットが非常に厚い
背中のパットがしっかりしており、背中への負担が非常に少ない。中国メーカーのものであれば、カメラ、レンズの一部が背中に当たることがあったがそのようなことが全くない。通気性も非常によく、背中蒸れにもしっかり考慮されています。

?カメラストラップの首負担ゼロ
ハクバ特許の首負担ゼロ機構付。
カメラストラップのカメラバックのフックに取り付ければ、首へのカメラ重量の負担をなくすことができています。これは素晴らしい機能です。あまりインパクトがないのですが、半日、一日と撮影している最中にこのフックを使用すれば首への負担はなくなり、筋肉痛、肩凝りを避けられます。
 (今回の撮影は、カーボン三脚を使用するため、久しぶりにL型ブラケットを外し、カメラストラップでカ
 メラを取り付け撮影に挑みました)

?速写
カメラバックサイドからカメラを取り出せるようになっており、標準レンズ+カメラのセットであれば、すぐに取り外しが可能です。望遠+カメラは不可能です。(中型携帯性重視カメラバックのため)
実際に使用してみて、撮影しようと思い20秒以内でシャッターは切れます。

?作りがとにかく丁寧
今回、実際にバックを手にしてみて感じたことは細部にわたり、作りが非常によいというところです。目に見えずらいところまでしっかり丁寧に作られている感じがこのバックに込めるメーカーの想いを感じました。
ファスナー、ファスナー持ち手は、YKKであり、非常にスムーズです。カメラバックは何百回とチャック開閉を行うもので高品質で良いものを使っていることがストレスなく撮影できるポイントにもなります。
カメラバックの縫製も綺麗で、他社のものは糸が飛び出していたり、ほどけかかっているものもあったりするが、そのようなものは全くありません。

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GW-PRO バックパック M G2の容量:

?カメラ、レンズ収納箇所
カメラ一台+レンズ4、5本。ストロボも白レンズの上に置いて収納することもできます。
また、フィルターなどの入るセンターポケットとサイドにバッテリーなどが入る収納ポケットがあります。

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?バック外側収納箇所
iPadなどの13インチ型までのものを収納することが出来ます。15インチのレッツノートもギリギリ収納できます。角型フィルターセットを収納したが、少し大きめの収納箇所もあります。

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三脚もカメラバック中央に取り付けることが出来ます。
(レインカバーをかけてしまうと三脚は取り付けられないが)

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レインカバーも収納できるスペースがあり、突然の雨にも瞬時に対応することが出来る。

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カメラストラップの首負担ゼロ。
使用方法としては、なるべくカメラバックのショルダーパットを短くし、取り付け部分が首近くにすることで、高い位置でカメラストラップを取り付けられるようだ。
写真だとカメラバックが少し下がり気味になっている。これだとかけにくいようだ。

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色はブラックのみ。
ワッペンなどを付けて自分好みのバックに仕立てるのも良いかもしれません。

今回は、中国メーカーのカメラバックで失敗したことで非常に慎重になりました。
失敗しないとわからないことも多々あります。
インフラの整った日本で生活していると感じないことが、そうでない国に行った時に日本の素晴らしさを感じることがありますが、そのような感覚を今回は感じたところです。
カメラバックは、長い間担いで歩き廻ることもあり、良いものでないと体力の消耗、次の日の疲労度が全く違います。是非、購入前には慎重に品定めをして下さい。

撮影日程が2日以上でパソコン収納スペースが必要な場合は、HAKUBA GW-PRO バックパック G2 21.8Lがオススメです。
上記のものは16Lのものに対して、こちらは22Lタイプになります。
望遠レンズ+カメラでの速写対応も可能です。
ちょっとした衣服等も収納できます。