愛情を感じるスタジオJINの取扱いアイテム

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使えば使うほど良さを感じるもの。
時間をかけ、丁寧に愛情を込めた商品。
プロからの支持が常に高い製品。
そんな商品を取り扱っているのがスタジオJinだと思う。

下記のように店主は、ショップを紹介している。
”当店はあくまでも一販売店であり、特定メーカーの代理店ではありませんから誰にも遠慮せずに「良いものは良い、良くないものは良くない」と言います。市販されていない部品はオリジナルで作りますし、取り扱っている商品はなんのためらいもなく改造や加工をしてお客様のご要望に合わせてしまいます。メーカーに対しても遠慮せずにものを言いますし、強引に押し掛けてショップオリジナルという形のコラボモデルを生み出したりもしてきました。もちろん商品や姿勢に疑問のあるメーカーの商品は最初から仕入れも販売もしません。
三脚や雲台・クイックリリースシステムについて私自身が「こんなショップがあったらいいな」と思う形を具現化してきたつもりですが、まだまだ足りない部分も多いかと思います。今後もお客様から様々なご要望やご希望をお寄せ頂き、皆様の考える「こんなショップがあったらいいな」という店舗を目指していきたいと思っています。”

とにかく一つ一つの商品に、何故この商品を扱ったのか、どこが魅力的なかがキメ細かく、しかも比較対象や検証等のデータから説明している。商品への愛情をひしひしと感じるページに思える。
また、実際に商品をより使いやすくするために店内で加工や改造も引き受けてくれるのである。

最近、仕事をしているとどれだけその人が仕事に愛情を込めて仕事をしているのかと考えてしまうことがある。この人を信じられるか?いやお金を稼ぐ要素としてしか仕事を考えていないか?
それは最終的な信用に繋がる。

商品やサービスに愛情を込めて仕事をしているのか?
これはとても重要な要素だと考えている。
自分自身も、”なんでもっと深く掘り下げなかったんだ”と反省する時は日常茶飯事だ。
良い商品を作ろう、良い商品を提供しようと思えば、深く考えなければならない。
時間もかかる。
どれだけ仕事に愛情と情熱を注いでいるか、そしてお客様に良いものを提供したいという意識。
長い目でみるとこれらの要素がとても重要に思える。

そんなことを思わせてくれるのが、私の中ではスタジオJinなのです。
そういうこともあり、スタジオJinが取扱う素晴らしい商品を紹介致します。

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HUSKYとKIRKクランプがコラボレーションモデル。KIRKの代理店としてスタジオJinは商品を取扱っている。KIRKはアメリカのブランドでプロ用機材の製造メーカー。スタジオJinがKIRKを取扱おうと考えたのは、L型クイックシュープレートの取り扱いを検討し、その結果からのようだが、クイックシュープレート、その他のアイテムもプロ用として精度の高いものを提供している。
KIRK USA: http://www.kirkphoto.com/

HUSKYはもとは米クイックセット社が製造した写真用の三脚であったが、現在はトヨ商事が製造販売を行っている。
米クイックセット社の代理店としてトヨ商事は日本でのHUSKYを取扱っていた頃、製品全てを検品し、少しでも精度の出ていない部品は、交換、加工の対応をしていた。
商社とは思えない対応の仕方にも思える。

現在は、トヨ商事がHUSKYの製造も行っており、実質"Made in Japan"ということになる。

ハスキー三脚はジュラルミン製のアルミを使用している。特徴としては材料価格は高いが強くそして一般のアルミよりも軽い。スタジオJinでは、一般的なカーボン三脚よりもジュラルミン製のHUSKYの方が軽いことを説明している。確かに一般的なアルミ三脚に比べればカーボン三脚は軽いが、HUSKYのジュラルミン製のアルミ三脚は、軽量である。

もちろんのことだが値段は高い。しかし、HUSKYは何十年も使用できるようにプラスティックは使わず、信頼できる部品材質のみを使用している。そして三脚の部品一覧を提供し、何かあれば全ての部品を取り寄せられるような対応をしている。オーバーフォールすれば50年は使えそうだ。
製造業に携わっている私としても、50年使い続けられる、ユーザーに喜んでもらえるような商品を作りたいものである。

ただ、幾つか欠点もありそれが最新型の三脚に見劣りしてしまう箇所があり、その部分をスタジオJinは少しでも使いやすいようにコラボという形でKIRKのクイックシューを取り付けている。
スタジオでは、HUSLY+KIRKクイックシュー+KIRK L型クイックシュープレートというのはかなり使いやすそうだ。また車での移動であり、重量を気にせず単独行動であれば、この商品は魅力的だ。写真家の米美知子先生も風景撮影時にはHUSKYを使用している。車の移動がメインであるからだろう。

【HUSKY】ハスキー 3段 KIRK Model オリジナル三脚

【HUSKY】ハスキー 3段 KIRK Model オリジナル三脚
価格:66,960円(税込、送料別)

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スタジオJinが一押ししているのが、L型クイックプレート(ブラケット)。
店主が一度使い始めたら、L型ブラケットは手放せなくなると説明しているが、私も同意見である。
これを使い始めると手放せない!まさにこの表現が合致していると思う。
カメラのモデル毎にKIRKはL型ブラケットを揃えている。そしてその精度の高さは、折り紙つきである。私は中国メーカーの安いものを使用していたことがあるが精度の問題で手放すことになった。

据え置いて撮影する場合は、アルミ三脚+3way雲台+アルカスイス規格用クイックシュー受け+L型ブラケット
旅行時には、携帯性三脚+自由雲台+アルカスイス規格用クイックシュー受け+L型ブラケット
という選択肢が最終系の三脚アイテムスタイルだろうか。両方を兼ね備えるとなると一般的にはカーボン三脚にあるのだろうか。
撮影を本格的にするのであれば、2タイプは別々に用意した方が良いということになる。しかしL型ブラケットは共用で使える。

【KIRK】Canon EOS 5D Mark IIIボディ専用L-ブラケット

【KIRK】Canon EOS 5D Mark IIIボディ専用L-ブラケット
価格:18,144円(税込、送料別)


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最近、アルカスイス雲台とKIRKのコラボ雲台も販売し始めた。Arca-Swiss製自由雲台Z1にKIRK製クイックリリースクランプをセットした限定販売モデル。
アルカスイスといえば最高峰の自由雲台である。
Arca-Swiss製自由雲台はボール部の動きやロック力に最高峰であるが、クイックリリースは、あまり好評でない。そこを今回クイックリリースクランプは精度の高いKIRK仕様のものを取り付けた製品としている。
各社良いところがある。それをコラボするというのは、実は1+1=2でなく、1+1=3になるほどの威力があるのだ。どうしても会社には強みと弱みというのがあるものだと思う。

【Arca-Swiss】アルカスイス モノボールZ1 KIRK Model

【Arca-Swiss】アルカスイス モノボールZ1 KIRK Model
価格:70,200円(税込、送料別)

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KIRKのマクロ撮影用フォーカシングレール。
レール、プレート箇所の主要なパーツはアルミ合金で作られている精密なフォーカシングレール。価格も跳ね上がるが、部品寸法精度の高いものを使えばこの位の価格になるだろう。
マクロ撮影用レールは超微調整できないと意味がない。
超微調整対応できるレールはKIRKのもの以外に思い当たらない。

とまだまだスタジオJinの商品で紹介したい製品はありますが、是非サイトを見て下さい。店主のコラムも内容が濃くとても参考になります。工具関係のコラムも記載があります。
結構、時間をかけ読むことができる。