カメラ初心者に知ってもらいたい三脚を持つと感じる５つの驚き
ミラーレス、デジタル一眼カメラを購入しても、まだ初心者だから三脚は必要ないなと判断される方は多いと思う。三脚が必要なところで三脚を持っていない方を見ると、もったいなと思うことがある。
とは言っても、三脚の重要性やタイムリーになかなか三脚を持ちべないものではある。
三脚は傘のようなもので使わない時は全く使わないけど、必要な時は代替が利かないというものに近い。そこで初心者の方にどういう時に三脚が必要になるのか簡単に５つに纏めてみました。
１．長時間のビデオ録画、集合写真
２．風景撮影
３．滝や水辺の撮影
４．星空の撮影
５．パロラマ撮影
１．長時間の撮影や集合写真に
運動会やイベント撮影などのような長時間の撮影時には重要な役割を果たします。
運動会などで手で持ち続けることは疲れ、画像、映像にも影響が出てしまいます。
三脚にカメラ、ビデオを固定し、上下左右を自由に簡単に動かせて綺麗な画像の撮れます。
また、ビデオ用には、雲台はプラスティックでもビデオ用のものがあり、稼動箇所にオイルグリースが入った滑らかに動くビデオ用三脚があります。
現在は安価にビデオ用雲台のみ販売もしているので、一般の三脚の雲台を取り外して、ビデオ用雲台を取り付けるということも可能です。
そのようなことを考えると、雲台の取り外せる三脚ならば、ビデオ用、カメラ用と共用で三脚が便利です。
しかし、少し雲台と三脚が一体型のプラスティックの安価な三脚に比べ高くなりますのが、良い撮影は出来ます。
ファミリー用で手頃な製品は、Sherpa 345などがあります。それに雲台用のビデオ雲台は、FHD43Mを揃えれば、映像用でも使用が出来ます。この製品は雲台が外せ、別の雲台を三脚に取り付けられる最も安い部類の製品になります。対象はミラーレス、ダブルズームセット仕様の初心者用カメラです。
２．風景撮影
先日の風景写真家の講演会でも、風景を撮影する場合は、”５秒あったら三脚を立てる”、”９８％の風景写真が三脚を使用する”というように風景を撮影する場合に、三脚は重要な役割を果たします。
簡単に下記に三脚使用による良い点を箇条書きにします。
a.（撮影準備）風景を撮影する場合、構図調整を三脚を使用すると簡単です。高さの調整、水平確認、縦位置か横位置どちらが印象的な写真になるかをファインダーを覗きながらゆっくり確認が出来る。このように一つずつ確認しながら調整することが出来ます。素晴らしい風景に出くわした場合は、三脚があることで落ち着いて風景と向き合えます。
b.（撮影準備）朝景夕景と時間帯の問題で待ち時間がある場合は、三脚で構図を決めて、カメラを固定して待つことができる。
c.（撮影準備）カメラをかなり低い位置から撮影する場合、または脚立の上から撮影するような場合は、三脚が必要です。例えば、鬱蒼と暗い森の中の屋久島の杉を低いシーン、ひまわり畑を脚立を使用して高い位置から撮影すシーンがあります。
d.（撮影技術）上記写真のように少し波のある湖面を水平にするには、シャッタースピードを遅らせなければなりません。シャッタースピードは２０秒でした。手持ちでは撮影できません。この場合は、三脚でカメラを固定しないと撮影できません。（雪が写りこんでいますが、雪は別で撮影して合成しています。）
e.（撮影技術）夕景の赤みを強めたり、空の光量を落とす効果を図るためなどにレンズの前にレンズフィルターを付ける場合があります。その場合にもカメラが固定されていることから簡単に装着が出来ます。
３．滝や水辺の撮影
水辺や滝の撮影には、シャッタースピードを遅らせて撮影すると綺麗に撮れます。そのために三脚がどうしても必要になります。
シャッタースピードを遅らせるために黒く塗られたフィルター（NDフィルター）を使用して光量を抑えて撮影するほどです。
水辺の撮影は、シャッターを遅らせて撮影すると少し幻想的な写真が撮れて楽しいものです。
４．星空の撮影
上記写真のように長時間の撮影後の合成、ポラリエでの撮影と少し異なるが、三脚を使用してインターバル撮影で簡単に星を流して撮影することが出来ます。インターバル撮影には電子レリーズが必要です。（3000円位）インターバル撮影とは、例えば２０秒毎に一枚撮影し、シャッターを切ると同時にまたシャッターを押すように設定することが出来ます。これを２時間程続けて、photoshopや無料のソフトで合成すれば、星が流れた写真が撮れます。デジタルになり簡単に撮影が出来、写真が出来た時に感動します。
５．パロラマ撮影
三脚に角度を確認しながら撮影できるアイテムを取り付けるとパロラマ撮影が出来ます。
上の写真は、３０度ずつ横位置で撮影して６枚の写真を合成しています。より精度を上げるには、縦位置で１５度ずつ撮影することも出来ます。iPhoneでも出来ますが、情景をほぼ均等に合成するにはどうしても手間をかけて撮影する必要です。
☆カメラ初心者で取りあえず三脚を揃えようかなという方におすすめの三脚は：
