室内観客席、子供の入園式等の行事に活躍する自立型一脚比較

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ローマでの一枚

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最近、自立式の一脚が多数発売されている。友人からもどれが良いのかと連絡を受けたので比較してみることにした。
上記4メーカーから発売されている5種類が主な製品だろう。
☆SLIK スタンドポッド 販売価格:¥5,733
全高:1775mm 縮長:720mm 重量:720g 段数:4段 耐荷重:1.0kg 

☆Velbon Pole Pod EX 販売価格:¥8,100
全高:1870mm 縮長:650mm 重量:800g 段数:4段 耐荷重:1.0kg

☆Velbon Pole Pod 2 販売価格:¥9,980
全高:1790mm 縮長:680mm 重量:980g 段数:4段 耐荷重:1.5kg

☆Manfrotto 560B-1 販売価格:¥13,090
全高:1650mm 縮長:655mm 重量:700g 段数:4段 耐荷重:2.0kg

Sony VCT-MP1 販売価格:¥14,800
全高:1535mm 縮長:585mm 重量:935g 段数:5段 耐荷重:2.0kg

SLIKスタンドポッドは主に室内撮影用、行事等での場所が取れない場所でのビデオ撮影に特化して作られているようだ。重量が軽くなっているのはプラスティック部品(ミニ三脚ボディー、雲台)を使用しているからのようで少し安定性は不安であるが値段は安い。雲台を外してミニ三脚に付けるとプラスティックミニ三脚になる。ビデオ用の取っ手がついていることからビデオを少し上下左右に動かす場合には使い勝手がいいようだ。
実物を見ると、ミニ三脚の本体部分が少し部品の大きさが小さい分、一脚のホールド感が少し弱いのは、気になる点です。

Velbon Pole Pod EXは、ミニ三脚、一脚の主体部品はプラスティック部品を使用している。2015年8月21日に発売が開始となっている。
高さが187cmと高くなることが他機種と違う点ではあるが、4段目の脚材が細く、ブレなどは心配である。
完全に人の頭越しから撮影することが出来、一般的に使う時には、最も細い脚は伸ばさず使用すればあまりブレが気にならない範囲になる。
屋外撮影のストロボ固定スタンドとする場合、高い位置からストロボをたけることはメリットがある。
上から光を当てることで顔をシャープに、そして平面的でない表情の写真が撮りやすい。

Velbon Pole Pod?は、主体部品はアルミ部品を使用していて堅牢である。一脚は脚の太い方をカメラ、ビデオを取り付ける方に変更できるようになっている。販売時は脚の細い方がビデオ取り付け方向になっている。堅牢性が高いためあまり全高を高くしなければ、アルミ部品が主体であることから軽いビデオ、カメラであれば手を離してもある程度固定できる点が助かる。雲台を外してミニ三脚に付けるとアルミミニ三脚となり、ある程度の固定力はある。
カメラマンの中には、屋外撮影のストロボ固定スタンドとして使用している場合があるようだ。

Manfrotto 560B-1は、スムーズにビデオを左右に振れるように、地面につく3本の脚の雲台箇所と一脚の繋ぎ目がボールヘッドになっている。これによりスムーズな回転が可能になっている。地面につく3本の脚と一脚は一体型になっており取り外しはできない。ビデオをスムーズに操作する際に有用であるようだ。手を離しての使用対象でないようだ。

Sony VCT-MP1は、収納サイズを小さくするため5段一脚となっている。アルミ部品を使用した自立型一脚となっており、収納ケースが結構しっかりしている。一脚としても使用できるよう収納ケースを首から下げ、一脚を地面につけずに撮影することもできるようになっている。これは京都等の寺社仏閣で一脚、三脚禁止エリアでも使用できるような製品仕様となっているようだ。

それぞれ特徴があることがわかる。
使用方法に合わせて選択した方がいいようだ。


ビデオ用オイルフリュード雲台。新モデルとして発売。旧モデルのPH248はオイルフリュード雲台であり価格は安いが欠点としては、少し動きが硬い、固定螺子を締めると若干傾くというレビューがある。新モデルは動きがスムーズで固定時も傾かない仕様になっている。
Slikスタンドポット、Velbon Pole Pod?共に雲台を取り外すことができる仕様になっているため、別売の雲台を購入して取り付けることができる。

旧型PH248+Pole Podのセット。
ビデオ用自立型一脚。ビデオ用雲台としては少し華奢であるが、据え置きできるタイプ。

ビデオ撮影で据え置く時間が長い場合は、ビデオ用三脚(雲台:オイルフリュード)の方が安定する。