FULIFILM X-PRO1の魅力

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過去に撮った写真の編集とカレーライス作りが、休みの日の日課になっている。

中国に来て1年半、話も少しできるようになり、人のつながりもでき充実してきている。
中国人のバイタリティーある仕事ぶりも、自分には合っている。
休みは月2日程で朝は7時から仕事が始まり、21時迄仕事をして、それからビール片手に24時迄、話をすることもある。
中国人は宴を囲むことを大切にし、それで仕事が円滑にいく感じも最近受けている。
そのおかげではないが、タバコを吸うようになり、財布の中味の動きはかなり激しいがしょうがない。
というのは近況であり撮影はあまりしていない。時間がある時は、過去の思い出の写真を編集して楽しむのが唯一の息抜きというところだろうか。

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最近、購入を考えているのが常にバックに入れられるミラーレス機。本気モードのモノのみでこだわってきたが日常持ち、ちょっとした旅行には持っていけないことが多いので考えている。一番のきっかけは、飛行機の中から見た夕方の富士山の姿が絶景だったのだが、カメラを持っていなかったことから撮れなかったことからだ。
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中国の近場のカメラショップを今日覗いてちょっと変わった動きがあった。FUJIFILM ミラーレス機X-PRO1、XT-1が全面的に紹介されていたのだ。友人からFUJIFILMが今熱いなんて聞かされていたが、確かにミラーレス機の中で人気があるようだ。

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X-Pro1Amazonクチコミで非常に評価が高い。ライカがM3を世に出した時の衝撃と同じ位の価値があると評しているコメントもある。X-Pro1はライカを超える程の評価に値するという内容は行き過ぎるようにも思えるが、そのように評価されるほど評判がいいようだ。
カメラ本体の実力値は、HPで確認して頂くとして、特に気にいったところはボディの重厚感と色味、ライカレンズを取り付けられるFUJI純正マウント。
ボディーはアルミ合金でしょうか、X-T1はマグネシウム合金を使用してる。プラスティックを使用する他社に比べ重厚感が違う。もちろん価格にも反映されるが。
色味に関しては、特殊するべき点だ。プロカメラマンのコメントに一般的なミラーレス機に一色追加された色合いという表現をしている。フィルム時代から培われた色の技術を惜しみなく使われたという表現はメーカーサイドはしているが、今年で80周年になるFUJIFILMの技術は、特徴の一つでFUJIFILMを選ぶ判断基準の大きな要素になることは間違いないだろう。
そして最後は、純正の変換マウントが発売されていることだ。企業として柔軟な対応がさすがFUJIFILMとも思う。FUJINONレンズを購入してもらいたいに決まっているが、業界を熟知しているスタッフがライカレンズとFUJIミラーレス機を使ってもらうことを悪とせず、高精密な変換マウントを発売したのではないだろうか。
カメラは趣味の世界。持つ喜びと撮った時の喜びを高いレベルでこのX-Pro1は味わさせてくれそうだ。
変換マウントに関しての記事: http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1208/10/news008.html

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X-T1はかなり魅力的なカメラ。
クチコミ欄をよんでいるとちょっと自信をもってオススメできない内容がありました。更新モデルが狙い目でしょうか。
X-T1公式サイト: http://fujifilm-x.com/x-t1/ja/

以前、FUJIFILM社長のインタビュー記事に下記のようなことが書かれていたことを思い出した。
”十数年前、コンサルティング会社から収益性の悪いカメラ事業から撤退することを進言されたと。その当時は、会社の収益性も良くない状況だったことから、事業を残すために周りを説得することが大変だった。事業継続に奔走しなんとか継続させることで纏めることができたというコメントがあった。フィルム時代のカメラ部門の体制から大幅な規模縮小となったデジカメ事業への転換はかなり大変でだったに違いない。
新規事業が上手くいったからこそ収益性の悪いカメラ事業も残すことができたが、コダックのように会社自体がなくなってしまう可能性があっただろう。
なんとか事業を守られ存続できたカメラ事業は、今年で80周年を迎えるようだ。
今、FUJIFILMの長い技術の積み重ねが、再度輝き始めているように思われる。
”一般のミラーレスカメラの色に一色追加された色合い”
こんなコメントの残した写真家がいたが、これはFUJIFILMの長年のフィルム時代からの色のこだわりと技術の蓄積が生んだものであり、もしかしたらFUJIFILMと数社しか出せない色合いなのかもしれない。
”ライカを超えた”
と残したEU圏のカメラマンの短いコメントもかなり意味合いがあるように思える。
そして、Made in Japan。商品へのこだわりを感じる。Made in Japanは、原価は高いだろうが、世界最高の品質ではないだろうか。