風景写真は雨、雪がポイント

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BS JAPAN 写真家たちの日本紀行12月30日放送分は石橋睦美先生の山形紀行。
雪の降り始める11月下旬頃の撮影時期だったようだ。石橋先生は、日本の風土を表す特徴的なことは”湿度が高い”ということを仰っていたがその通りだと思った。ただ感覚だけでそれを感じるのでなく風景写真を撮りに行く際、描写にてよってはそのよな気候条件の方が良い写真が撮れることをしっかり認識して準備するということがなかなかできないものだ。偶然そのような写真を撮れても、計画してそのような写真を撮るという作業をしなければならないのだ。
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山形の庄内で撮られた雨の中で撮られた写真で味わいがある。

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雪の降りしきる朝方の撮影。なかなか雪が降らない日が続いていたようで残念がっていた石橋先生が喜び、一般的には悪条件の中での撮影であるのだが。
雪の降る中、ライトアップで照らされた神社がふんわりと写し出せる描写となった。予告放送で映像を見たとき、火で明るく照らされているのかなと思ったが、そうではなくライトアップが雪と霧でボンヤリとみえる。

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使用している機材は、Canon 6D+24-70mm F4、70-200mm f2.8。三脚はGITZO+G1570Mの雲台と先日紹介した三脚に取付けられる傘とホルダー、リモコン。雨、雪の描写の多い石橋先生にとって傘と傘フォルダーはなくてはならないアイテム。三脚も雨、霧、朝方等での撮影では必須品になる。
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6DのWifiスマートフォンリモコン操作を紹介していたがこれは相当使いやすそうだった。上記のような限られた部屋で撮影する場合、部屋のギリギリで体が入らない場合。カメラを壁スレスレまで持って行きスマートフォンのリモコン操作でシャッターを切ることができる。
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上記が完成写真。

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写真は自分で描写の選定、構図、画像編集とトータルで芸術作品を作っていく作業をしていくと仰っていました。そういう思いで写真を撮る事前に頭に入れて撮影していくことが取っ掛かりとして大切なことのように思える。
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雪の降り続ける中での一枚。
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雪が降る中で撮影することが写真にワンポイントとして描写力を上げることは間違いない。


写真家たちの日本紀行は、また再放送を行ってもらいたい番組です。
今回の撮影でキャノンの24-70mm f4のレンズを基本的に使用されていましたが、風景写真の描写力という場合は、f2.8よりも良いかと思われます。f2.8は明るさを稼ぐだめレンズが大きくなり重たくなるからだ。基本構造としてはf4の方が光の抜けが良く、軽く値段が安いというのが口コミでも記載されている。今回の撮影でもCanonから機材の提供をされているにもかかわらずf4の方を選ぶということは風景写真ではf4のレンズに軍配が上がりそうだ。

写真は、下記サイトから。撮影情報も記載されているのが勉強になります。
http://www.bs-j.co.jp/shashinka_sp11/lightbox.html