人気携帯三脚比較 Manfrotto Befree VS Velbon UT-53Q

burogu1.jpg
本格的に撮影する場合でなく、ついでの撮影もしくは仕事の終業後、夜景、イルミネーションを撮りにいくような場合、どんな三脚がいいか迷うものである。家族に海外に旅行を行く時等は、どうしても携帯性三脚に頼わざるおえない時がある。でもいいシーンに巡り合う可能性があるからちょっと妥協もしたくない。
以前家は郊外で会社は都心の方であったことから、ちょっとバックにカメラ、三脚を忍ばせ撮影にいったものである。
また、街中で撮影しようかなと思ってもやっぱり三脚が必要。と感じているのは私だけではないだろうが、やはりどんなにPhotoshopでカチッと上下左右を出そうとしてもなかなか出せないことをつくづく感じているからだ。

上記の場合に候補にあがるのはManfrotto Befree アルミニウム三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH か Velbon UT-53Q / 63Qだろう。
Manfrotto Befreeの対抗になるのはUT-53Q。
Befreeは最近発売されたようで注目されている。デザインがよく、三脚ケースがちょっとオシャレなのも嬉しい。
では機能的なところをみてみよう。
K0000538682_0004.jpg
折り畳んだサイズが40cm 、伸ばした長さが144cm、重量は1400g、4段三脚。
デザインはかっこいいのだが、上記写真からみると少し胴回りが弱い。風に対しての揺れ、地面からの揺れに対してブレが発生しやすい機構に見える。
K0000473448_0003.jpg
それに対してUT-53Qは脚根元がしっかり固定できるようになっており、胴回りの部品もある程度しっかりしているものを使用していることからブレに強そうである。
それと一番気になったところは、脚の段落ちサイズである。
Manfrotto Befree 一号脚22.5mm 二号脚19mm 三号脚 15.5mm 四号脚12mm 段落ちは3.5mm
UT-53Q 一号脚27mm 二号脚24mm 三号脚 21mm 四号脚18mm 五号脚15mm 六号脚12mm 段落ちは3mm
段落ちが明らかに違い、最終脚で同等、またUT-53Qはレバーがなくアルミ脚とアルミ脚を擦り合せていることからガタに強いようだ。プラスティックのレバー、ソケットを間に挟む脚は、ガタが生まれやすくブレに影響がある場合がある。
UT-53Qの畳んだサイズは、27.5cm 伸ばしたサイズは、156cm
重量は同様の1400g。重量は単純に軽いからいいというものではないと思われる。軽いということはそれだけプラスティック部品を使用している場合が多い。
UT-53Qの場合はレバー、ソケット等がない分は軽いはずだが、その分脚が多いこともある。
それ以外にも脚厚み、胴回り、雲台にアルミ重量を使い、ブレに強い仕様になっていることもあるのかもしれない。

ということで今回の機能的な部分は軍配は、UT-53Qにあげたい。
Design(設計) in Japanという感じを強く受ける。

機能でなくデザインという方には、Manfrotto Befreeに軍配。
女性の方も、UT-53Qの脚の出し方は慣れればかなり使いやすく感じると思います。かなり素早くセッティングできます。私が今苦労しているMacと同じで慣れればかなり使いやすく感じることと思われます。
Befree , UT-53Q共、夜景で撮影されるのであればAPS-Cの中望遠まででミラーレス+望遠等には充分対応できるサイズです。

値段は、ちょっと高いですがいいものの証ではないでしょうか。

雲台無しタイプ。お持ちの雲台で対応される場合はこちらの商品でいいかと思います。ただコンパクトに脚がまとまるかは、確認された方がいいです。

Manfrotto Befree アルミニウム三脚ボール雲台キット MKBFRA4-BH。名前、デザインがいいですね。

フルサイズで夜景等を撮られる場合は、UT-63Qがおすすめです。

雲台は持参のハンドル付き、梅本製作所の雲台を使われたい方は雲台無しモデルも販売されています。