誰も作らなかったカメラを作り出したSonyの新型カメラ評価

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二日前にSonyからの新製品情報の告知があった。
それは”誰も作らなかったカメラ”というキャッチフレーズであった。
私は今日の発表を心待ちにしていた。そして今日になり新製品情報を確認し、これは偉いことになるかもしれないと衝撃を受けた。ソニーがいかに真剣にキャノン、ニコンに挑み、それだけでなく”いい商品”を世にだそうという意気込みを感じた。
今回新製品情報は、レンズ数本、高級デジカメ”RX10”、フルサイズモデル2機種と一気に発表された。

35mmフルサイズ相当のCMOSセンサーを搭載するEマウントデジタルカメラ「α7R」および「α7」が11月15日に発売。今までのデジタル一眼カメラで何故ミラーがないといけないんだろうと思うことがあった。より精度を高めるためには、ミラーなしのダイレクトにCMOSセンサーに取り込まれる形状の方がいいのではと思っていた。また今までのフルサイズモデルは大きすぎるだろうという違和感があった。それが今回のかなりコンパクトになったボディーに合点できた。この2点は絶対にカメラマンに受け入れられる要素だろうと考えている。この箇所に関しては、既存の概念を一新させる製品だと感じている。”みんなが気づいていたけど、大手がつくらなかった製品”と捉えられ、宣伝の誇張表現に当たらないと思われる。いいものを出してきたな〜と感じます。
さらにフルサイズ対応のツアイスとの共同開発のEマウントレンズ5本とAマウントアダプター2機種の販売と素晴らしいレンズを販売してくるという印象だ。

RX10は、1型センサーを搭載したレンズ一体型高倍率ズーム機で13万円前後の見込み。
”誰も作らなかったカメラ”といえば、ここまで完璧な高級コンデジを今まで作れるのにカメラメーカーは作らなかったのではないかというところだ。メーカーとしてもある程度本格的に撮影する場合には、大型のカメラ、そしてレンズを数本揃えて下さいというやり方であったような気がする。
RX10の特徴を下記に記載します。
『RX10』は、焦点距離24-200mm※1 相当のズーム全域で、開放F値2.8の明るさを実現した大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズを搭載しています。一般的にレンズ交換式一眼カメラでは、大口径レンズで広角24 mmから望遠200 mm相当までをカバーするには、交換レンズを複数本用意する必要があります。
しかし本機は、カメラボディに高性能ズームレンズを組み込んだ一体型設計とすることで、広角から望遠撮影、さらには接写撮影まで1台で多彩なシーンに応えます。
広大な風景をワイドに収めたり、近づいて撮影することが難しい動物や子供の自然な表情を遠くから撮影したり、花や卓上の食べ物を接写するなど、多彩なシーンを本機1台で自在に撮影できるため、より小さく持ち歩きやすいボディと、明るいレンズを日頃から望んでいるレンズ交換式一眼カメラユーザーにも最適です。
とにかく後進メーカーが挑戦的なことを挑んできたなという雰囲気を感じます。これがソニーであってサムソンでなくてよかったなというのが本音です。そしてこれにペンタックスが追随してもらいたいという気持ちもある。

ソニー Cyber-shot DSC-RX10 《11月15日発売予定》

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価格:116,800円(税込、送料込)