パノラマ撮影にプレシジョンレベラー使用

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パノラマ撮影にベルボンのプレシジョンレベラー(Precision leveler)を使用して撮影してみました。
プレシジョンレベラーは、水平を出し等間隔で撮影することが出来るアクセサリーです。

水平方向はカメラを最小15度ずつ間隔で移動することが出来ます。
水平方向への回転箇所は2箇所で、目盛り無い回転軸でカメラの位置などを微調整し、目盛りのある回転軸で角度を合わせてながら撮影を行います。
カメラの台座の傾きを調整できる調整ダイヤル(傾き調整は10度)もあり、水平精度の高い調整が可能です。

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180度廻って裏側を撮りました。


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最終的な水平合わせの調整は、水準器を確認しながら調整。

重量は277g、本体に使われている「軽量金属」マグネシウムは比重が1.7で、アルミの2/3、鉄の1/4以下で堅牢な作りになっていながら軽量な出来となっています。

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ハーフND SOFTを使用して撮影

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機材:Canon 5D Mark?+ZEISS 21mm f2.8+雲台PHD66Q+三脚PRO GEO V630+ハーフND SOFT+プレシジョンレベラー

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0〜30度

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30〜60度

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60〜90度

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90〜120度

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120〜150度

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150〜180度

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3枚合成(0〜90度)

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3枚合成(90〜180度)

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6枚合成(0〜180度)

使用時、撮影後の写真と特に不満なくというものでした。
横位置30度間隔で十分ゆがみの少ない写真が撮れますが、さらに精度を上げるには縦位置15度ずつの撮影が最も良い方法になります。

口コミでの評価も高く、グリースの漏れが無いなど作りの良さを評価するコメントもあります。ただ稼動箇所が油圧タイプで少し重いという指摘もあります。
パノラマ撮影だけでなく、星景・星野写真を撮影する際のポータブル赤道儀の極軸合わせ、三脚を使用した精度の高い流し撮り、鳥撮影、ビデオ用での使用などで使われる方がいらっしゃるようです。

三脚取付ネジ穴は、購入時はUNC1/4(細ネジ)が装着されているが、付属のネジ回しでアダプターを交換するとUNC3/8(太ネジ)にも対応可能です。大型三脚にも取り付けることができます。
三脚の雲台取り付けネジ径は世界基準で2種類なので、どの三脚にも取り付けることができます。

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