食材・料理写真

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料理の写真は、ちょっとした光加減、セッティングの仕方でずいぶんと写真の質が変わる。
少し撮影にポイントを注意して撮影すると、グッと綺麗に撮れる。
1.ホワイトバランス
料理の写真を撮った際に、見た目と違う色合いの写真が出来てしまうことがある。雰囲気のいい暗めのお店では赤黄色く写り、朝のカフェでは逆に青みがかったように写ってしまうことがある。ある程度の調整は、ホワイトバランスのモードを曇り、照明、太陽モード等に変更設定し撮影してみて、色合い調整すると現物の色もしくは自分の表現したい色合いに調整できる。
2.撮影角度
料理の写真は、料理全体の盛り合わせ等を撮りたい場合は、斜め60度からの撮影がちょうどよい。料理のイメージ写真を撮りたい場合は、斜め30度程。イメージ写真は雰囲気を伝えたいという写真なので色々な角度から撮ってみるとまた違った作品ができる。
3.ライト
ちょっと撮影しようという場合には、自宅にあるテーブル用のライトスタンドを使用し、レフ板やトレーシングペーパーを使用して撮影するとグッと光廻りの綺麗な写真になる。日中であれば窓から差し込む太陽光にトレーシングペーパー【コクヨ ナチュラルトレーシングペーパー薄口 A3】を通し、レフ板を使用すれば光廻りがバランスよくなる。クックパットなどレシピサイトにアップを頻繁にされる方は、一度用具を揃え、すぐセッティングできるように収納しとけばそれほど手間にもならずある程度見栄えのいい写真が撮れる。
ワンランク上の料理写真となると、2灯以上での対応。屋外のポートレート撮影でも使用でき光量調整のできるLEDライト(オススメ)”CN-126N"を一灯使用しもう一灯はライトスタンドを用意。または撮影用スタンドでレフ板、トレーシングペーパー、、ライトボックスで対応しても綺麗に撮れる。

4.小道具
料理の写真は、小道具があるとグッとインパクトが変わる。
刺身の表面光沢出しにはみりん、シットリ感を出すために霧吹き、クッキーなどの破片などを取り除くハケ、飲み物・鍋物などの煙だしにはスモークテスター、ちょっと不自然ですがタバコの煙でも対応できる。ちょっとお菓子などを立たせたい時は、指輪を立たせて撮影できるホワイトワックスが便利。台もアクリル板等を使い下から光を当てるとガラス等が映える。
5.三脚
【おいしい写真のレシピ】著作福原先生のブログにも記載がありますが、三脚は料理の写真を撮る際にはオススメ。しっかりピントを出して美味しそうな写真をとるには時間がかかります。カメラの構図を決めてからもゴミが気になったり、光の位置を調整したりでカメラから手を離したい場面があります。プラス微調整して構図を決める、ピントを合わせるためにも効用があります。オススメの三脚は、カメラ位置を上下左右にレバーにより微調整できるタイプのVS443Q。キリンの首のように伸びレバーで調整できるところが使いやすい。三脚の脚部分をもう少し太くしたい場合はアーム部分と脚を別で購入することもオススメです。
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6.フィルター
若干光量が強い場合、偏光フィルターを使用してスポット的に当たっている光量を抑えるように使用する方法もある。クロスフィルターでガラスに当たる光をクロスさせる、ソフトフィルターで淡い雰囲気にするという表現の仕方もある。