プロフェッショナルマネジャー


<プロフェッショナルマネージャー 58四半期連続増益の男>
今読んでいる本はプロフェッショナルマネージャ。ユニクロ柳井正さんが「これが私の最高の教科書」というコメントが購入のきっかけだ。まだ読み始めたばかりで73ページ目だがワクワクするような気持ちで本を読んでいる。ハロルド・ジェニーンがどのように事業に取り組んできたかを若い頃からのストーリーになっている。本の冒頭にこのように記載されている。もし自分のビジネス観を説明するとすれば下記の三行になる。<三行の経営論>
”本を読む時は、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれと逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。”
自分の中では、ピンとこない部分もあるが、偉大な人が言っているのだからそうなのだろう。
また”ビジネスはもちろん、他のどんなものでも、セオリーなんかで経営できるものではない。”とも言っている。
彼が始めてCEOとして雇われたITT(従業員数万人規模)では、事業が傾き始め厳しい企業状況に直面していた。彼が社長室に訪れるとそこは大きな部屋が用意され豪華絢爛な部屋であった。前社長は海軍上がりで権限を重視していたようだった。彼はすぐそこを変えた。社長というのは偉くなく結果を出すことが社長であるという信念からだ。彼が就任当初各事業部の財務報告書を確認し各現地を訪れた。まず気付いたことはヨーロッパでは各子会社が第二次世界大戦後の個人的・感情的敵意が戦後の平和時にまで持ち越されていることだった。各国のマネージャー達は情報を本質的な部分で共有したり分かち合ったりしていなかった。それぞれの会社は自分たちだけの研究開発施設を持ち同じようなことをやっていた。なお悪いことに電話交換機等の機器をわざわざ互換性がないように設計していた。互いに同じ種類の消費製品をつくり、ヨーロッパ市場で競争し合っていたような状態だった。........
 具体的な内容が記載されていて面白い。自分が高校生の頃、松下幸之助の本とかを読んで仕事をすることがすごく楽しく前向きなことだと感じていたを思い出す。お金を稼ぐこととかそういうことじゃなくて、もっとなんか違うキラキラした気持ちがあったことを思い出した。今の自分で仕事に対して嫌いな部分が一つある。それは自分の扱う商品に対して知識が少ないこと。”君の扱って商品を買いたいんだけどどんなものがいい/将来どんなものをつくったらいいかな”とか聞かれた時、このものがこういう理由でいいです/こういうものを作ったら将来いいのではないかと発想できることが少ないことだ。もっと深く仕事をしなくてはもったいない。